川越商工会議所の建物について
歴史
昭和2年(1927年)12月、武州銀行川越支店として建造されました。その後、昭和45年に川越商工会議所(創立70周年時)が譲り受け、以後事務所として使用しており、平成10年10月に文化庁の登録文化財(第11-0007号)となりました。
設計者
設計は前田健二郎氏。前田氏は武州銀行川越支店(現・川越商工会議所)以外にも、武州銀行浦和支店、高島屋日本橋店、京都市立美術館などの設計を手がけています。戦前の数々のコンペに入選し「コンペの前健さん」の異名を取る日本の建築家です。
建築様式
古代ギリシャの列柱を思わせるドリス様式の柱と、バロックを思わせる玄関上の飾りなど、当時の金融関係が好んで建てたルネッサンス・リバイバル様式をとどめています。