有限会社アクセル プロモーション
代表取締役 馬場 勝也さん(61)
経営改革をバックアップ
川越郊外で中古車販売を手がける「有限会社アクセル プロモーション」代表取締役の馬場勝也さん（61）。修理工場の一角を間借りして創業し、今年で24年を迎える。現在の拠点は圏央道坂戸I.C.から５分の好立地だが手狭になり、もっと車を置けるよう拡張も考え始めた。資金から事業拡大まで相談しているのは当所中小企業相談所長の蓮見だ。
中古車のオークションは関東では毎日のように開かれている。同社は質の良い中古車を探し出し、手間を掛けて新車のように磨き上げている。ユーザーが増え常時数十台は在庫を確保するが、現在の敷地では限界に近い。
ユーザーは千葉や栃木、茨城など関東一円が多いが、360度カメラなどを駆使してネットで情報を発信しているため、富山や静岡から実車を一度も見ずに買いに来るユーザーもいる。高額な商品にもかかわらず、同社の中古車は「現物を見なくても安心して買える」と好評だ。
馬場さんは「以前は業者間で取引していましたが利幅が薄く、若いスタッフの助言もあって、主なターゲットをエンドユーザーに切り替えました。今、９割は個人のお客さまです」と話す。あえて売り上げを下げ、理想的な利益を確保できるようになった。
会社のスタッフは４人。「ここまでやってこられたのも、若いスタッフなどの周りの人の助けのおかげです。商工会議所の蓮見さんもその一人。６、７年前に資金繰りの相談がご縁で、その後、長い付き合いをさせてもらっています。高校の同窓生（後輩）ということもあって、打ち解けて気軽に何でも話せます」と馬場さん。
コロナ禍での支援金などの情報も蓮見が提供した。蓮見は「こちらの方面に来るときはよく社長の会社に寄らせてもらって、まめに情報交換しています」と言う。
馬場さんはスタッフの頑張りに応えるべく、近く平屋の社屋を２階建ての立体展示場にして働きやすい場所を確保したいと考えている。それには融資を受けられるよう事業計画と資金計画が必要だ。蓮見は「色々な意味で、今後は計画書作成が必要になりますね。ならば経営革新計画はうってつけの制度ですよ」と、早速アドバイスを始めた。今後も長いお付き合いになりそうだ。
なじみの職員
蓮見 宏 から メッセージ
先輩に対して大変失礼ですが、馬場社長とはとてもウマが合います。出会えたのも何かのご 縁。今後も新たな事業展開を応援していきます。「空は晴れたり」です。
有限会社アクセル プロモーション
住 所：川越市平塚79-１
営業時間：10：00～19：00
定休日：年中無休
T E L：049（231）5669
F A X：049（231）5673
事業内容：中古車・新車販売、車検・修理・板金・塗装、現金買取、オークション代行、出品落
札など
