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小さなゲストハウス&カフェ ここ和 -cocowa-



代表 太田 浩樹さん(29)

「つながる場」をアシスト!

県道沿いの住宅地に『ココア専門の泊まれるカフェ』。
あれ、いつの間に?それもそのはず、太田さんが起業を決意したのが1月。5月に開業。9月にカフェをオープン。
11月から宿泊を始めた。「こんなスピードで進めたのは会議所のおかげです」と太田さんは話す。

3人写真

 太田さんは大学で建築を学んだのち、ハウスメーカーに入社し住宅設計を担当。一級建築士の資格を得た。順風満帆に思える人生だったが、太田さんは常に考えていた。「一人の人間として自分の価値はどこにあるのか?」。学生時代に海外留学して感じたのは、コミュニティーの大切さ。「自分も人が集う場づくりをしたい」と思い立つ。

 昨年10月に退職し、3カ月間、川越を歩き回った。気づいたのは、訪れる人と住民が交流できる場の少なさ。年が明け、ゲストハウスを開業しようと決めた。会議所を訪れたときには、物件も見つかっていなかった。「本当にざっくりしたイメージで相談に行きました。それでも真剣に話を聞いていただき、事業計画のアドバイスをもらいました。自分では気づけない指摘もありました」。

 担当の大平は、「店名のここ和(cocowa)が『ここでつながる人の輪』の意味と知り、太田さんのセンスを感じました」と振り返る。「しかも、店名をここ和にしたからココア専門のカフェにしたいとお聞きし、ほかとの差別化にもなるし、これは面白いと思いました」。太田さんは「私も妻も典型的な理系なので、いい意味でこだわりがないんです」と笑う。

 物件が決まり、事業は急ピッチで進んだ。綿密な打ち合わせを重ね、補助金も獲得。融資を受ける際にも会議所を活用した。店は現在進行形で変化を続け、つい最近も外観をリニューアルしたばかりだ。

 太田さんにとって会議所とは、「サッカーに例えるとシュートしやすい所にボールを出してくれる、まさにアシスト。相談に行っていなかったら、もっと時間がかかったでしょう」と話す。太田さんは、改装工事真っ最中の7月に結婚。今は二人三脚で夢のゴールを狙い続ける。

なじみの職員
大平 佳嗣 から メッセージ

地元住民と観光客の交流は、観光地の新たな取り組みとして成功事例が挙がり始めています。川越ではまだそういった場所が少なく「、ここ和」がその一翼を担ってくれるのではないかと期待しています。店舗のリノベーションも、1級建築士ならではのアイデアと補助金をフル活用。今後のご活躍が楽しみです。



建物写真 小さなゲストハウス&カフェ ここ和 -cocowa-

住所:川越市中原町1‐10‐6

TEL:049(211)5107

HP:www.facebook.com/cocowa.guest

業態:ゲストハウス、カフェ

営業時間:

昼ここ和12:00~17:00(月曜定休)

夜ここ和18:00~21:30(水・金・土・日に営業)

※ゲストハウスの予約はfacebookのメッセージで

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